時間をあじわう

このところのニュースはもっぱらコロナウィルス感染症に関すること。


学校は3月頭から春休みまで休校となり、通勤電車やバスの緩和促進のために、在宅勤務が推奨されるなど、どこの家庭も少なからず影響を受けていることだろう。


わがやも例外にもれず…


自分→ 勤め先の学校は休校

夫→2日に一度ペースの在宅

娘→変わらず保育園


しかし、勤め先の学校は休校でも、勤務がないという意味ではなく、今のところほぼ毎日通っては、成績をつけたり、会計処理をしたり、何かしらやることのある日々。


それでも、残業せずに帰れるので、かなり気持ちのゆとりがあるのは事実である。



いつもなら、娘を保育園にお迎えに行って、買い物に行って帰宅し、夕飯を食べるともう寝かしつけの時間。お風呂にゆっくり浸かる暇もなく1日が終わる。


でも、コロナ騒動後、この3月に入ってからの4日間は違う。

毎日定時に退勤。娘を迎えに行き、夕飯の材料の買い出し。帰宅して、いつもより凝ったご飯をつくる。すると、娘に「ママー! 今日のごはん、めっちゃ美味しい❣️」と感激される毎日。


「すまん娘よ。これぐらいのものは、普通の家庭じゃ毎日食べてるレベルのものなのだよ。」と、心で思いながら、にっこり笑いかえす。


ご飯を食べた後、洗濯する元気もある。

そのうえ、娘に絵本を3冊読んで、ベネッセのこどもチャレンジをちゃんと見てあげることもできた。母親業も花丸💮である。


今日なんて、クッキー🍪を一緒に焼いてたべちゃったよ。子どもと一緒に料理したりするのは、気持ちに余裕がないとできない。

いやぁ、定時に帰れるって、なんてゆとりがあるのでしょう。



たくさんの方が感染して、命に関わる大変なウィルスが広まる危険があるからこそ生み出された時間。


だけど、皮肉なことに、この時間によって私は人間らしい生活ができていると感じる。


私が求めている暮らしは、日々の暮らしを大切にしていくことだ、と改めて感じるのだ。


追われるように時間をせかせかと消費するんじゃなくて、自分で自分の時間を味わいつくしたい。


それって贅沢なことなのかな。