横浜SOGO
横浜駅前のSOGOの屋上へのぼると、
そこには 岡本太郎の作品が ある
彼の作る太陽の表情が好きだ
元気がない時には 何度も 救われた
岡本太郎の作品
1番しんどい時期は、太陽の塔を見るためだけに大阪に行った。そのおかげで 全部 どうでもいいや やめちまおうって思えたことがあった
青山の美術館や、こどもの城にあった像、有楽町駅前の像、船橋のアンデルセン公園にある像・・・
その全てが もっとあるがままに いればいいと伝えてくれている 気がした
さて、岡本太郎作品は この屋上では わりと地味な存在で、屋上の1番人気スポットは 滑り台とトンネルが合わさったような山の形の遊具なのであるが、さらに その奥に 何かが鎮座しているのを 発見した
目の前まで行って よぉく見てみると
誰だい あなた?
十合伊兵衛 と書かれてある
?? おや、まさか、あなたが!
十合と書いて、「そごう」と読むのね
でも、まぁ、なんで こんな 目立たぬところに。
こんなところにいたら、子どもを遊ばせている間、暇すぎて ぼんやりしている大人(→私みたいなやつのこと)にしか 気づいてもらえないよ。
十合伊兵衛さんは、SOGOの創始者で、もとは大阪で 大和屋というお店を開いていたらしい。
一時期 SOGOは、海外にも店舗を展開して 急成長していたのであるが、時代もあってか どんどん 店を閉鎖することになってしまった。
もともと この十合伊兵衛さんの像は、大阪の店に鎮座していたのが、大阪の店から神戸の店へと移り、神戸の店も別の企業の傘下に入ることに決まって 横浜の現在の場所に移し運ばれてきたという話だ。
どんどん移されて 生まれ育ち商売していた大阪ではなく、横浜に置かれた十合さん。
哀愁ただよった感じがしたのは 偶然じゃないのね。
十合さんが 見ている方角は ちょうど大阪の方角とのこと。
こんな屋上にも ドラマがあるんだねぇ。